
バッハもカントールを務めた聖トーマス教会。そこの青年合唱団と、現在のカントールであるC.ビラー氏による指揮、そして世界最古のオーケストラであるゲヴァントハウス管弦楽団という組み合わせで本場のバッハを堪能することが出来ました
世界最古のオーケストラのメンバーはさぞかし年輩の奏者が多いのかと思いきや、意外と若い奏者が多かったです。そして、チェロの中に見た顔が・・・?「あれ?ヘンドリック
」私がハンブルクで卒業試験で一緒にモーツァルトのフルート四重奏を演奏したヘンドリックがいるではありませんか。そういえばゲヴァントハウスに入ったとか聞いたような。偶然とは言えまさか知り合いがこんな所にいるとは・・・マタイを全曲通して聴いたのは初めてです。すごく神聖なものに触れたような、感慨深いものがありました。合唱や歌はもちろん、演奏者全員がドイツ語をすべて理解し、その言葉の一言一言の深い意味まで感じ取っている、これは非常に演奏する上で大きな事だと思います。編成は普通のチェロもいればガンバもいる、左右対称にダブルオーケストラ?のような形で演奏されていました。なのでフルートは左右に2人ずつ計四人いて、トラヴェルソではないけれど、全員が木管フルートを吹いていました。変わった編成だけれどあれが伝統の編成なのだろうか???
後、私が感じたのは「残酷な歌詞(台詞)ほど、子供が歌うとその残酷さが強調される」と思いました。バッハはその事を狙ったのではないかとさえ思えました。子供達の無垢な歌声は、人間の子羊のように脆くて弱い心を表現していてぞくっとするような気さえしました。反対に天使のような歌声も恐ろしく美しく表現出来ます。そういった二面性も人間にはあるのだという気もしました。
しかしサントリーホールの固い椅子で前半70分、休憩を挟んで後半90分という大曲は少々キツかったです。
足をぶらぶらさせたり退屈そうに出番を待っている合唱団のチビッコ達がすごく可愛かったです
頑張って素敵な一年にします




素敵な1年になりますように!